毎日が。

頑張って書いているつもりです。ごめんなさい。チラ裏とか言わないで。

トラブルなう (ナックルズ選書) ~久田 将義 著~ 読了

あの雑誌 GON! が終わり、復活を願ってから10年近くたったころに書かれた本。

今でいうテレビでは流れていない、インターネットで扱われるような自分の知らない世界が、「雑誌」というメディアの中にあった。

今はモニターに文字を打って検索すればいろいろな情報に触れられる。その頃は本屋の中を探索し、雑誌の見出しを眺めて好みの記事にやっと出会えた。

少し後にサブカルチャーという横文字が定着して、ムーとかガロ、マーダーケースブックが好きだった僕の好みは若干可視化され、目当てのものを探しやすくなったように思う。

 

インターネットが持ち歩けるようになった頃には、樹海の落とし物、大島てる、ogrishなどのサイトで欲求を満たすようになってしまったので、雑誌を買うという習慣すら薄れてしまった。

そして数年、「トラブルなう。」が出版。僕も歳を取り子供も生まれていたので、という言い訳でなかなか手に入れられずにいた。というか、その後に出た「原発アウトロー青春白書」を読んで満足してしまっていた。

 

ところが、amazonすごい。ベゾスありがとう。

正月休み中にkindle unlimitedで出会えました。「トラブルなう。」

 

僕のような一般人には到底触れられない世界を届けてくれた人たちが、当時どんな状況だったか、その世界に触れるということがどういうことなのか。そんなことが書かれていた。

噂話に耳を立てるちょっと下世話な欲求を満たしてくれる人たちの大変さと、(失礼だけど)物好きさ。とても興味深い。

アンダーグラウンドや世間から少し陰ったところにいる人たちに接するには、その世界の礼節があったりする。もちろん、その方々も好きでそこにいたいわけじゃない人もいるだろうし、書かれたくないことだってある。そんな人たちとのトラブル。(中にはただ変わった人とのトラブルもあったけども。

 

はじめにインターネットを引き合いに出してしまったけども、フィジカルとして出版する雑誌とはコストのかかる比率が全く違うので、ネット上にはただ量産するだけの、取材無し、裏もとっれていないすっかすかの記事が目立つ。

あの頃の雑誌が楽しかったのは調べなきゃかけない、時間をかけなきゃ世に出せない、そんな背景もあったのかもしれない。

命を狙われ、実際に当人と会ったり。尋常じゃない出来事があったんだな……。

そこまでして書かれていた雑誌だったのかと。

 

いいもの見せてもらえてありがとうございます。

てか、久田さん、物好きだよなぁ……。

 

 

トラブルなう

トラブルなう