娘の話。
娘がアルバイトに応募した。
年齢的にごく当たり前のことで、特に驚くことではないのだろうけど、個人的に結構な大事件。ぱない。
僕自身、21歳くらいからの数年間、アルバイトで生計を立てていたことがあるので、十分ではないし学生であるので少し意味合いが違うのだけれども、経済的に自立できる可能性がある年代になったんだなと思った。
子供の成長はうれしいもので、原付やバイクの免許をとれる年代になり、IDとしてとても優秀なものを手に入れる年齢になった。また、結婚ができる年齢。法的に言って成人としともおかしくないのではないかと思っている。そこまで育ってくれて、生き残っていてくれて本当にうれしい。
もともと子育ての主軸というかモットーとして「choice」を大事に思ってきた。
レストランでメニューを選ばせる、そもそもレストランを選ばせる。
晩飯のメニューを考えさせる。
選んで伝える。それはかなわないかもしれないし、伝わらないかもしれない。しかし、それはとても大切なこと。
わると身についていたことかもしれない予想はあった。
お古のiphoneでYOUTUBEをみせていたときに、ラッキーマンとらんま1/2を見ていた。契約していたJcomで見たのか、たまたまなのか、どういうきっかけで知ったのはわからないけれど、そういうものにたどり着いた。まわりは絶賛プリキュアのときだ。
勝手に流れてくるものと自分で見たいものの区別がついていたことをうれしく思った記憶がある。
選ぶことはある程度無意識にできるようになるんだけど、それを人に伝えることはめっちゃ難しい。そんなことをできることになってほしい。
一人の人間として意識はしていたけれど、とうとう、自分のあずかり知らぬ人生を歩む権利というか、可能性の可視化がされた。時間がそうさせた。
そういう年齢まで一緒にいられたことをうれしく思う。