技能実習生との間に壁を感じた話。
日本に来てまだ、半年の技能実習生と現場作業。
入社してからすぐにちょっとエグい現場に缶詰だった彼は、資材の移動や搬入ばかりだったので、実作業はほぼ未経験。数年前に入った先輩たちは施工をしている横でわっしょいわっしょい運んでいた。
僕が見ている現場ではなかったので、「これが世間でいう技能実習生の闇か」と、ちょっと気の毒になった。
今まであまり接点がなかったので、休憩中に雑談をした。日本のアニメが好きらしい。少し前に僕も若干の嗜みはある。何が好きかと聞いたら「食戟のソーマ」「ナルト」「ボルト」が好きらしい。ここでもあまり接点がない。てっきり「けいおん!」だの「ガルパン 」、もしくは少し古めで「らきすた」とかいうものだと思っていた。危ない。ついつい「あそびあそばせ」とかどう?なんて言いそうだった。僕は静かに、へー。とだけ言った。
国籍の壁は難しい。