僕が思うユニクロのすごいところ。っていう話。
ファーストリテイリングが運営するユニクロ。世界的にも有名で、今となってはトヨタの車くらいに巨大になった日本のIP。
普段着に使える手ごろで質の良い服を、システマチックに安く大量に作ることで愛用者が多い。
工業に重要な大量仕入れ大量販売を実行するにあたって、シンプルなデザインを徹底している。
例のウイルスの蔓延もあり、普段着需要で浮き彫りになったこの会社の強さは「デザイン」なんじゃないかと思う。
服飾系のデザインといえば、名の通ったデザイナーが自分の名前をブランド名に掲げ、でっかいマークでプレミアムを売る。そんな背景が多かった。
おしゃれな形、色の洋服を選び、組み合わせて着るのを楽しむひとはたくさんいるし、好かれるデザインに頭を悩ませ、すたれれば売れなくなっちゃう水物。作る側にとって無限に新しいものを作っていかなければいけない。
そして、デザイナーの完成が合わなくなれば新しいひとと入れ替えられる。企業は良いデザイナーを探し続けなければならない。
その点ユニクロは、素材の仕入れルートと大量生産できる工場を手に入れられれば、それが競争力になる。
また、流行に乗ったデザイナーが会社を飛び出しライバルになることもない。
会社が大きくなり、マーケットが広がるにつれて参入障壁が高くなる。
世代交代も簡単にできるし、なんなら今の従業員が全員入れ替わっても何とかなる。
デザインと違って価格は学習しやすい。
あれ?なんかコカ・コーラに似てない?