最大の敵が上司と言う姿で立っていた。
恐ろしい。恐ろしすぎる。なさに真夏の怪談。怪談ならせめて夜間にお願いしたいところ。眠ればリセットできる可能性があるから。しかし、事件は真昼間。それも午前中に起きた。建築業界でサラリーマンとして働いている僕らは、業界的にオラオラしている人もいるが、いたって普通のサラリーマン。身なりは汚れているけれど。上司から指示を受けたり、自分なりに提案してみたり特に他業種と変わらない働き方だと思う。そして、多業種と同じようなびっくり話も同様にある。指示や依頼を受けて作業する。その反応として「イメージと違う。」。発せられる言葉として具体性が無さすぎる。これは困る。まじで。これね、指示の出し方がテキトーな人か、ただのわがまま。建築業界でのつらみを、飲食店で例えると割としっくりきます。
A「かけそばください」
B「かけそばですー」
A「もぐもぐ」
A「出汁がイメージと違う」
B「は?」
こんな感じ。
以前にも書いたかもだけれど、見積もり外・追加工事の支払いをケチるやつ。
A「かけそばに海老天つけてください」
B「はいー」
B「かけそば トッピングで海老天ですー」
A「もぐもぐ」
A「海老天分の代金はかけそばに込みにならないか?うちも厳しいんだ」
B「は?」
あと、見積もり外・追加工事の金額を、狂ったロジックでうやむやにしようとするやつ。
A「かけそばにトッピングでコロッケのせて」
B「はいー」
B「コロッケそばですー」
A「もぐもぐ」
A「テーブル汚れてたからコロッケの代金払えん」
B「は?」
我ながらわかりやすい。飲食店でこんなやつ見かけたら動画撮られてどうにかなっちゃうレベル。でもね、建築業界、現場ごとにこんな感じ。躯体工事の時は予算がまだあるのでこうはならない。仕上げ工事業者っていっつもこんな。
脱線した。お客さんは別の会社なので、オエライサンから言われたりして本心ではないのかもしれない。怖い話はここから。
「イメージと違う。」
このフレーズ、僕が勤務している会社の代表からいただきました。もちろん、お仕事の指示をいただいたのもその方。
この話をこれ以上掘るのはつらいのでやめるけれど、こういう行為を僕は「馬鹿の自己紹介」と呼んでいます。自分の行為が伝わらない。これは往々にしてある。それが伝えられなかったことに悪気を見せない。
うちの上司、経営もイメージでやってんのかな?