建築業の良くないところの集大成に出くわす、しかも頻繁に。っていう話。
まったくもってできていない。
新年に入ってからというもの、時間の使い方がさらに下手になっていて、書く時間が無い。
昨年末に始まった現場がなかなか厳しい。割とよろしくない作業員が入ることになってしまっていて図面を見て作業することができない人たちだった。
そこまで大きい現場ではないけれど、作業をお願いする人たちによって状況は控えめに言って「最悪」になった。
建築現場はまだまだ属人生がかなり高い状態。材料がよくなったのもあり、仕上がってしまえば綺麗になってしまうのだけれど、そこまで行く過程に差が出てしまう。
最終目標である図面を理解できていなければ工事は進まないし、全体的なフロー工程を台無しにしてしまう。
内装業者として仕事を請けている弊社は、管理はすれど施工を教えるわけではない。
自社で施工せず、施工業者に仕事を請けてもらい、全体的な工程の把握、材料・数量の積算をして日々の工事のすり合わせは施工業者にお願いしている。
普段、請けてもらっている会社が入っているときはとても心地が良く仕事ができる。
現場乗り込み前の打ち合わせ→材料納入→日々の作業→若干の調整→完了
現場に顔を出しても「何しに来たの?」てきな扱いを受けるほど。
僕がいなくても工事は進んでしまう。
今回の人たちでは施工のチェックをした段階でミスがかなり多かった。また、図面が理解できていないので進捗が激遅い。そもそも図面を見ていない可能性もあった。
施工の指導から入らなければならないのは正直、想定していなかった。
所属の会社に連絡しても「厳しく言っておきます」とのこと。意味が分からない。
こんなケースは珍しくなくて、「職人ガチャ」と呼んでいる。人を呼ぶ行為がギャンブルになるなんて自分がカタギとは思えない。
今回ばかりは手を引いてもらって、自社から技能実習生を入れることにした。
経験4年目の実習生の方が仕事が綺麗で速い。冗談のようだけれどこれが作業員の実態。何もできなくてもそこそこのお金がもらえてしまう。
なんだか生きている心地がしない。なう。